子どもにパソコンを購入するときのセキュリティ対策:第4回
セキュリティ対策が必要な理由:
子どもたちがインターネットを利用する機会が増え、情報セキュリティの重要性が高まっています。
インターネット上には、子どもにとって有害な情報や、個人情報を盗み取ろうとする悪意のあるサイトも存在します。
実際に、SNSやオンラインゲームを通じて子どもが犯罪に巻き込まれたり、高額な課金をしてしまったりするトラブルも発生しています。
例えば、令和5年にはSNSに起因する子どもの犯罪被害者数は1,663人にのぼりました。
また、オンラインゲームで意図せず高額なアイテムを購入してしまうケースも後を絶ちません。
このような危険から子どもを守るため、パソコン購入時にはセキュリティ対策が不可欠です。
家庭でできる対策としては、まず、有害なサイトへのアクセスを制限するフィルタリング設定が挙げられるでしょう。
加えて、セキュリティソフトを導入し、ウイルス感染や不正アクセスを防ぐことも重要です。
さらに、パソコンの利用時間や場所、使って良いサイトやアプリなど、親子で利用ルールを明確に定めておくことを推奨します。
これらの対策と併せて、日頃から親子でインターネットの危険性について話し合い、何か困ったことがあればすぐに相談できる関係を築くことが、子どもをトラブルから守るために最も大切になります。
